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『揺れて歩く』 Quoi de neuf? / What's new?

『揺れて歩く』がテレビで朗読されました

『揺れて歩く ある夫婦の一六六日』清水哲男著(2,200円+税)

8月19日の午後8時、鹿児島の南日本放送(MBC)のTV番組「どーんと鹿児島」で、『揺れて歩く』が朗読されました。

MBC元キャスターで現在はラジオアドバイザーの藤原一彦さんが、自身のキャリアの「集大成」として本書を抜粋して朗読くださったのです。8月19日は、本書の主人公のひとり、著者の父・清水良一さんの命日でもあります。京都に住むエディション・エフではこの放送をリアルタイムで視聴できなかったのですが、

南日本放送(MBC)さんのご好意で、過日放送された「どーんと鹿児島」収録DVDを受け取りました。ありがとうございます。

約50分の番組全体で『揺れて歩く ある夫婦の一六六日』をご紹介くださいました。著者・清水哲男さんが鹿児島に拠点を置いて以来、さまざまに活動されてきたこと、自身もがんを患い闘病中であることにも触れられていて、そうした文筆家による一冊であることがじゅうぶんに伝わったと思います。

そして、本書の内容の一部を、MBCの名キャスターで現在はラジオアドバイザーの藤原一彦さんが自ら朗読くださいました。ふだんテレビと無縁の生活をしているせいなのかどうなのか、「電波に乗る」ことがとても晴れがましく、書籍が大写しになると「うおおお」などとつい感嘆詞を連発してしまいます(笑)。

放送後には多くの反響があったそうです。ありがとうございます。

『揺れて歩く』書籍は最寄りの書店にお問い合わせください。

またはこちらから⬇️ご購入いただけます。

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『揺れて歩く』 Quoi de neuf? / What's new? 大切なお知らせ

大切なお知らせ:『揺れて歩く』

『揺れて歩く ある夫婦の一六六日』(清水哲男著)の本文中に誤記がありました。

下記のとおり訂正いたします。

153ページ 7行めの中ほど

(誤)二〇一六年八月十九日

(正)二〇一五年八月十九日

読者のみなさま、および関係者のみなさまに多大なご迷惑をおかけいたしました。訂正し、謹んでお詫び申し上げます。なお、本件にかんしましては、当HPサイドメニュー「大切なお知らせ」欄にて、上記の正誤表をダウンロードいただけるようになっております。よろしくお願いいたします。

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『揺れて歩く』 Quoi de neuf? / What's new?

【メディア掲載】3『揺れて歩く』

中央法規出版 月刊『ケアマネージャー』7月号
新刊紹介ページにご掲載いただきました

中央法規出版株式会社発行の月刊誌「ケアマネージャー」7月号です。

新刊紹介欄(82ページ)にて『揺れて歩く ある夫婦の一六六日』をご掲載くださいました。中央法規出版さま、ありがとうございます。

「ケアマネージャー」はその誌名のとおり、ケアマネさんのための専門誌。

『揺れて歩く』の主人公たちは介護サービスなしには生活が成り立ちません。きめ細かいケアに助けられつつも、制度の壁にぶつかって思うようにならないことも頻繁に起こりました。介護制度はその発足当時からすれば改善が重ねられてきたと思いますが、部分的に制度疲労を起こしている様子もうかがえます。利用者もその家族も、職務従事者も、皆が我慢を強いられるのは絶対におかしいですよね。

利用しやすくて、存分にその恩恵に与れる、そして従事する人にも力の尽くし甲斐のある、盤石な制度になればいいのにと心底思います。

現場で役立つ相談援助のスキルアップマガジン
『ケアマネージャー』7月号
中央法規出版株式会社
定価1,047円(本体952円)

書店でお尋ねくださいね!

『揺れて歩く ある夫婦の一六六日』
清水哲男著
2,200円+税

こちらももちろん書店でお尋ねのうえ、店頭になければお取り寄せをご依頼ください。

京都市内でお取り扱いいただいているのは:
丸善京都本店(河原町)
大垣書店本店(烏丸室町)
レティシア書房(高倉二条)
ファビュラス(三条東洞院)
絵本のこたち(伏見)   他

こちらからもお買い求めいただけます ⇩

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『揺れて歩く』 Quoi de neuf? / What's new?

【メディア掲載】2『揺れて歩く』

南日本新聞5月31日付読書欄

『揺れて歩く ある夫婦の一六六日』著者である清水哲男さんが現在拠点にしている鹿児島市の地元紙、南日本新聞が本書を紹介してくださいました。ありがとうございます。著者は鹿児島で活動の幅を広げており、ラジオ等での発信もしていますので、南日本新聞の読者にはピンと来る人が多かったのでは、と期待します。鹿児島市のみなさま、『揺れて歩く』をよろしくお願いいたします!

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『揺れて歩く ある夫婦の一六六日』は書店でお買い求めください。書店に見当たらなければ「写真集『揺れて歩く』清水哲男著、エディション・エフ発行」以上の情報を書店にお伝えの上、取り寄せをご依頼ください。お急ぎの時は直接エディション・エフのショップへ。⇩

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『揺れて歩く』読者の感想(12)

エディション・エフが4月に刊行した『揺れて歩く』の読者感想メッセージを続けてご紹介しています。今回は、ご自身のブログに書き綴ってくださった感想へのリンクを貼らせていただきます。ありがとうございます。

『揺れて歩く』 ――友野雅志の『TomoBookWorld』

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『揺れて歩く』読者の感想(11)

4月に刊行した『揺れて歩く』への読者のご感想を順次紹介しています。今回ご紹介するのは、マイク・スタンディング (藤井幹明) さんから清水さん宛に寄せられた感想メッセージです。マイクさんは難病ALSの患者で、清水さんとブログ文通をなさっています。清水さんはその往復書簡をもとにマイクさんの様子を鹿児島の地元紙、南日本新聞の コラム「生きる」 に連載中。

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羨ましきご両親とようでけた息子さん  ――― マイク・スタンディング(藤井幹明)さん

「揺れて歩く」を覚悟して読みました。気力体力の落ち込みを意識するばかりに覚悟が要ったのです。本の現物の重さに圧倒されて、2〜3日かけて熟読する積りでしたがイッキに読み終えました。
モルヒネを拒否するお父さんの死生観は日本人であり、また職人のプライドでもあるように読み取りました。そこに惚れ込んだお母さんの様子も羨ましく受取りました。相思相愛だからでしょう。1日でも長く共に生きたく、また家で死にたい二人。
暖かく遠くから見守る息子としての清水さんの心境の揺れ動きと悟り。世間にも個人にもいっぱいある人生劇。その中でも最期のステージ。溢れる機微のありのままを文章と写真で息子が綴る。
癌という病による死なのに、死の匂いが全くしません。癌と闘うというより、そのまま受け止めようとする生き方を貫き通される。連れ合いとして寄り添い通されるだけでの幸せを、息子として足跡を記録に残す。流石の文筆家そしてカメラマン。

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著者・清水哲男さんからの返信です。

マイクさんへ     ―――清水哲男

ありがとうございます。
「死の匂い」ですか……。そんなこと考えも及びませんでした。

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『揺れて歩く』読者の感想(10)

引き続き、『揺れて歩く』への読者のご感想を紹介していきます。10回目も清水さんのFacebookページからの転載させていただきます。ありがとうございます。

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うらやましいかぎりです ――― 匿名希望さん(75歳)

清水さん「揺れて歩く」読ませていただきました。いつもの通りの、暖かい目線で、分かり易い文章でとてもいいですね。清水さんのご両親への気持ちがひしひしと伝わってきました。写真がモノクロなのがまた良い。私は、気難しく、躁うつ病だった親父にはずいぶん悩まされていましたが、80歳を超えたころから老人ホームに入ってもらい、親孝行はほとんどできていませんでした。92歳で昇天したときにも、ホームから病院に運ばれそのまま亡くなってしまったので、臨終には立ち会えませんでした。大変な時代を生き、私を育ててくれた親父にもお袋にもちゃんと孝行できなかったことを、今更ながらに悔やんでいます。清水さんの親孝行、頭が下がります。そしてうらやましい。
はじめ、「揺れて歩く」の題名がちょっと違和感があったのですが、「揺れて歩いていたのは僕自身だった」で納得がいきました。

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著者・清水哲男さんからの返信です。

匿名希望さんへ     ―――清水哲男

ありがとうございました。親孝行って言ってもらうと、何だか恥ずかしいです。僕以外に看る人間もいなかったので、仕方なくっていうのもありました。本当に揺れ揺れの日々でした。

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『揺れて歩く』読者の感想(9)

4月に刊行した『揺れて歩く』をいち早くお読みくださった読者のみなさん。著者・清水哲男さんのもとには日々感想が届いています。清水さんのFacebookページからの転載させていただきます。ありがとうございます。

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言葉にできない心地よい余韻 ――― 藤井博子さん

最後のページをめくったとき、何とも言えない感情で満たされた。

はじめの何気ない日常の一コマは心地よく、ページをめくる手もその情景のリズムにのるように軽快であった。途中からその様子は徐々に変わっていき、生活の中でこぼれてくる言葉の一つ一つに感情が揺さぶられた。文章や写真から伝わるそれぞれの想いにひきこまれ、これ以上状況が進んでほしくないと思う心と裏腹に、ページをめくる手を止めることができなかった。読み進めることで少し胸苦しさを感じる場面もあるが、文章や写真の一つ一つから愛情や温もり、優しさが伝わって、最後には言葉にできない、どこか心地よい感情で満たされた。この文章を書いている今もその余韻から抜け出せずにいる。

他の誰でもない、家族だからこその距離感で捉えられた作品であると感じた。この作品を手にすることができてよかった。読み終わったばかりではあるが、またいつの日かこの作品に手を伸ばす予感がしている。

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著者・清水哲男さんからの返信です。

藤井博子さんへ     ―――清水哲男

「何気ない日常の一コマ」や「生活の中でこぼれてくる言葉の一つ一つ」は、世界中のあらゆる家族の中にあるものだと思っています。どうぞご両親やご家族の日常の隅々に目を凝らしてみてください、耳を傾けてみてください。博子さんのご家族に共通する、あるいはそれぞれ個別のドラマやストーリーに満ちているはずです。衝突を繰り返したり、共感を深めたり。僕自身のことで言えば、両親に対して好きと嫌いの間を激しく揺れ動いて生きてきました。おそらく両親も僕に対してそうだったと思います。「好き」だけで語れる人生なんて、きっと退屈に決まっています。だからこそ「他の誰でもない、家族だからこその距離感で捉えられた」のだと思います。あなたの感想は僕に、改めてそんなことを考えさせてくれました。ありがとうございました。

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【メディア掲載】『揺れて歩く』

4月に刊行した『揺れて歩く ある夫婦の一六六日』について、いくつかの媒体が取り上げてくださいました。ありがとうございました。

「文化通信」(出版・取次・書店業界紙)5月11日号
「京都新聞」5月17日付読書欄
玄光社「フォトテクニックデジタル」6月号新刊紹介ページ
玄光社「フォトテクニックデジタル」6月号表紙
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『揺れて歩く』読者の感想(8)

エディション・エフ4月の新刊『揺れて歩く』をお読みくださった読者の感想を続けてご紹介しています。今回は、ブログ(note)に書き綴ってくださった感想へのリンクを貼らせていただきます。ありがとうございます。

揺れて歩く、誰かに伝えたくなる ――わかおかみおかわかめ

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『揺れて歩く』読者の感想(7)

エディション・エフ4月の新刊『揺れて歩く』をお読みくださった読者から、感想が届いています。 今回はツイッターにアップされた感想を転載します。 おおつかのりこさん、ありがとうございました。


おおつかのりこさんは、ツイート投稿に先立って、下記のような感想をメールでお寄せくださっていました。

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死生観や終末期医療について、あらためて考えさせられたり、はっとさせられたりしました。リビングウィルが強くすすめられている昨今ですが、事前の本人の意向だけではたりないというのを感じました。けっきょく、死は家族の問題なのですよね。そして、人間の考え方はできごとに応じて刻々とかわる。(中略)読みすすめるうちに、思考は死生観をどんどんこえて、夫婦のありかた、親子の関係、男女の役割、日本男性と欧米の男性のやさしさの違いとひろがっていきました。

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深く、幅広くお読みくださって感謝です。人がそれぞれ違うように、家族のありかたもそれぞれ異なり、家族間の関係性はその家族固有のものです。正解はないといえますし、だからこそ、よりよく生きようとして、誰もが「揺れて」もがきながら「歩く」のだと思います。ありがとうございました。

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『揺れて歩く』読者の感想(6)

エディション・エフ4月の新刊『揺れて歩く』をお読みくださった読者から届いた感想をご紹介しています。今回は、著者・清水哲男さんのもとに直接寄せられたメッセージ。清水さんのFacebookページからの転載です。ありがとうございます。

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自分の人生に重ねて ――― 匿名希望さん(65歳)


一気に読ませていただきました。ご両親のお互いを思いやる気持ち、死に向き合いながら深めていった死生観。ご両親を見つめる目から紡ぎ出された文章、言葉の一つ一つから感じる著者のご両親への思いと自責の念。様々なことを考えながら読み終えました。年齢を問わず、読んだ方は改めて自分の生と死に思いを馳せるだろうなと思いました。私自身、遠く離れて暮らしていた父が、肺がんの末期である体を押して鹿児島に戻りたいと言い、僅か2週間足らずでしたが病院で寝泊まりして父との時間を過ごすことができました。しかしその時点では声を出す力も無く、会話らしい会話を交わすこともできなかったことが悔やまれます。両親とは若い頃5年間鹿児島で一緒に暮らしました。が、嫁姑の関係がこじれ両親は東京に戻ったという過去があります。父は死期を悟り、最期の時を私と過ごしたかったこともあったでしょうが、自分が帰ることで母を鹿児島に戻したいという思いがあったのではないかと考えています。しかし父の思いは叶わず、母は神奈川の介護施設で亡くなりました。私はその母を看取ることもできませんでした。こんな自分の不甲斐なさ、親不孝な思いをかみしめながら読ませていただきました。

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著者・清水哲男さんからの返信です。


匿名希望さんへ    ―――清水哲男

これは両親と僕の物語ですが、決して僕たち家族だけの物語ではないと思いながら写真を撮り書きました。個人の人生は確かにその人だけのものです。でも、人が生きるということは個別の事情があるにせよ、すべての人に共通する何かがあるのではないかと思います。だから人は誰かの人生に触れて自分の人生を思うのです。いい意味でも悪い意味でも自分の人生を振り返るのです。そうして今日から、明日からのことを考えるのだと思います。僕も甲斐性無しの親不孝です。でもそのことを匿名さん同様、噛み締めながら生きていきたいと思います。ありがとうございました。

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『揺れて歩く』読者の感想(5)

エディション・エフ4月の新刊『揺れて歩く』をお読みくださった読者から届いた感想をご紹介しています。感想をご自分のブログに認(したた)めてくださった読者もおられます。今回はそのブログへのリンクを貼らせていただきます。ありがとうございます。

しあわせな「折り合い」の日々(by のっさん)

ブログ主に対し、著者の清水哲男さんはこのようにメッセージを寄せています。

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情を伝えるのは、寄り添うべき家族。ということになるのでしょうか……。ぼくは息子として、家族として、父の思いをちゃんと受け止められたかどうか、いまでも思い悩みます。もっとこうしていれば、ああしていればと後悔も山ほどあります。

おたがいに不器用だったようです。

あまり折り合いが良くなく、あんな人間にはなりたくない、似たくないと思っていましたが、最近父を知る人からよく似てきたと言われます。複雑な思いもありますが、やっぱり親子、父子というものはそういうものなんだと、妙な納得もしています。

「間違いなく、あんたの息子だよ」

とは、父が逝ってしまったからこそ思えるのかもしれないなあと、少々さみしさも感じます。
ありがとうございました。

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『揺れて歩く』読者の感想(4)

エディション・エフ4月の新刊『揺れて歩く』をお読みくださった読者から届いた感想をご紹介しています。感想をご自分のブログに認(したた)めてくださった読者もおられます。今回はそのブログへのリンクを貼らせていただきます。ありがとうございます。

「地域づくりは楽しい」地域のミツバチ 井上貴至の元気が出るブログ

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『揺れて歩く』読者の感想(3)

『揺れて歩く』裏表紙(カバーを外したところ)

エディション・エフ4月の新刊『揺れて歩く』をお読みくださった読者から届いた感想をご紹介しています。3回めの今回は、著者・清水哲男さんのもとに直接寄せられたメッセージ。清水さんのFacebookページからの転載です。ありがとうございます。

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感想をいただきました。ありがとうございます。

不器用なそっくりさん  ――藤井雅子

 新型コロナウィルス感染症の蔓延で家に留まるしかない毎日、本書が届いてから何度も読み返してはため息ばかりついています。
 『どっちかひとりぼっちで長生きしてもしゃあないやんか』と口にしたお母様の今があるのは、『残りの時間はお母ちゃんのためにつかう』と、それを行動にうつし生ききったお父様の愛があるかこそ……、なのでしょう。
 今、長年暮らしてきた京都を離れ鹿児島にうつられたお母様のそばにはお仏壇とお父様の写真、そして息子である著者がいつも顔見せに来てくれて安心できる。形は違うけれど家族三人で暮らすような、しあわせな時間を過ごされているような気がします。
 言葉の一つ一つから伝わって来るように、著者はお父様と不仲だったのではなく不器用なそっくりさんだったのだなぁ……と感じました。

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藤井雅子さんへ 清水哲男

 「不器用なそっくりさん」とはなんとうまい言い様なんだろうと思いました。確かにぼくと父はよく似ていました。特に頑固で意地っ張りなところは本当にそっくりでした。だから衝突を繰り返したのだと思います。誰かと話しているときの自分の言葉に「あれ今の自分のセリフ、どこかで聞いたことあるな」と感じることがあります。それはかつてぼくが父に言われたことなんだとすぐに気づきます。絶対に似たくないと思っていたのに、自然に似てきてしまうのですね。「あんなクソジジイにはなりたくない」そんなふうによく言ってましたが、今自分がそのクソジジイになっているなそんな感じです(笑)

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『揺れて歩く』読者の感想(2)

エディション・エフ4月の新刊『揺れて歩く』をいち早く手に取ってくださった読者から、感想が届いています。 今回はインスタグラムにアップされた感想を転載します。

https://www.instagram.com/p/B_O6uIdJ7TI/?utm_source=ig_web_copy_link

ma_chan9595さん、ありがとうございました。「ちゃんと整理整頓されてる物多過ぎの部屋とか」。おっしゃるとおりで、本書には楽しくなる要素もあるんです。この写真集が深刻なテーマを扱いつつも、そこはかとなく満ちるユーモアが、読み手にページを繰らせると思っています。

『揺れて歩く』には、親も自分も京都に古くから住む「京都人」だからこそ「あるある」「わかるわかる」とついうなずき微笑んでしまう、そんな会話が随所にあります。京都に住む人、京都に実家のある人にはとくに読んでほしいな、と思っています。

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『揺れて歩く』読者の感想(1)

エディション・エフ4月の新刊『揺れて歩く』はようやく流通し始めたばかりですが、いち早く手に取ってくださった読者から、感想が届いています。著者・清水哲男さんのもとに届いたメッセージや感想を、読者ご本人および著者の了承を得て転載させていただきます。ありがとうございます。

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【「揺れて歩く」への感想をいただきました】

ご本人のご了承のもと、ぼくからのお返事もあわせて公開させていただきます。

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清水さんへ 西村里美

愛って何ですか?

幸せって何ですか?

その答えの一つがこの本にあるのですね。

この文字量ならすぐ読み終えられるだろうと思って本を開いたのに、実際はそうではありませんでした。

涙が出て胸が詰まってその度に一度本を置いて「なぜ私はここで涙が出るのだろう?」と考えて…でも言葉というのは心もとなくて、自分のなぜ?に言葉をみつけられないまま、またあとを読み進める。何度となく本を置いて考えるその時間は、感動の余韻でもあり、また生きる辛さを思い知る業でもありました。

御尊父・御母堂のなんと愛情深いこと。省みて自分の愛は軽く薄いと感じて、人としていかにあるべきか考えることでした。人としての魂の研鑽が足りません。どうしたらより高次の魂に行き着けるのか?高みを目指して日々を重ねることでしか辿り着けないのであれば、もう少し生き続けなければなりません。

では高次の魂はどのような境地にあるのか?宇宙の一部として自然の摂理の中で、抗わず汚さず、周りの幸せを願う利他の精神とともに自分自身の幸せも大切にできること。その幸せは決して欲や執着ではなく、心の平安であること。今はそんな風に感じています。

涙が出た理由は、ほとんどがその愛の深さに対する感動であったように思います。夫婦の相方を思いやる愛、父が子を思う・子が父を思う愛。時としてそれははっきりとした言葉ではなくぼんやりとした輪郭のままであり、その場で受け取られるものでなかったとしても時空を超えて相手に届く。「思い出さえあったらいつでも会える」言葉も肉体さえもいらない、想いが互いの中に確かに存在することこそが愛なのかもしれないと思いました。

生きてるだけですばらしい。なぜなら個々が宇宙の一部なのだから。お互いのために存在しているのだから。せっかく生きているなら、誰かの幸せの源に一部になれたら…そう願わずにいられません。

=====

西村里美さんへ 清水哲男

愛ってなんでしょう。

愛することってどういうことなんでしょうねえ。

正直言ってぼくもわかりません。

何があっても寄り添い続けようということくらいかな……。里美さんが言うように「誰かの幸せの源」になれたらと願うのは、究極の愛かもしれませんね。そう思うと、愛も、幸せも自ら求めるものではなく、誰かのために願うものかもしれないなとも思います。

to love somebody, peace & happy!!

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『揺れて歩く』 Quoi de neuf? / What's new?

4月の新刊:写真集『揺れて歩く ある夫婦の一六六日』

『揺れて歩く ある夫婦の一六六日』
カバーを外したところ

『揺れて歩く ある夫婦の一六六日』清水哲男著

見本が上がりました。来週、取次搬入予定です。それに先んじて、本書の刊行を記念して写真展が開催される鹿児島の著者のもとへは4月10日に先行納品されます。写真展の会場でお目見えします。鹿児島のみなさん、よろしくお願いいたします。

本書は、著者の清水哲男さんが自分の両親の生活ぶりを撮り、記録した写真集です。下記サイトにて詳述しています。ご参照ください。

https://editionf.thebase.in/items/27544027

なお、著者の清水哲男さんのオフィシャルサイトではサイン本の購入ができます。ご希望のかたはそちらへご予約下さい!

https://interearth.jp/product/yuretearuku?fbclid=IwAR1_CMQeCispyJAi7ImXtYxZ5sY7GjWzIU7QRKXRPI35FdvFzixE2es5HAQ