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『ものがたり白鳥の湖』

『ものがたり白鳥の湖』

『ものがたり白鳥の湖』

絵 ガブリエル・パチェコ

文 ものがたり白鳥の湖編集室

巻末エッセイ 吉本真悟

260 mm×336 mm 48ページ

定価:本体2,000円+税

ISBN 978-4-9908091-6-4

2017年12月25日初版第一刷発行

呪いを解くことができるのは、永遠の愛の力だけ。

空をゆく白鳥は、じつは美しい姫だった――
ひとめでひかれあい愛を誓った王子と姫の、命を懸けた恋物語。チャイコフスキー作曲のクラシックバレエ作品として知られる「白鳥の湖」の世界が、幻想美あふれるガブリエル・パチェコの絵とともに深く、大きく、感動的にひろがります。いつまでも色褪せない、恋人たちのおとぎ話。

ロシアの大作曲家、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーのバレエ楽曲として「白鳥の湖」はあまりにも有名です。世界中のバレエ団が競って上演し、王子や姫の素晴しい踊りが観客を魅了しています。
じつは、バレエ「白鳥の湖」の初演は評判が芳しくなかったと伝わっています。その後、演出や振付などを再構成した公演が成功をおさめたのは、チャイコフスキーの没後2年後でした。以来、名だたる振付家が工夫を凝らしてさまざまなヴァリエーションが生まれています。

絵本『ものがたり白鳥の湖』は、子どもから大人まで、どなたにもお楽しみいただけます。ページをめくるほどに、森と湖を幻想的に描いた美しい絵が、悪魔に翻弄される王子と姫の恋物語の世界に誘(いざな)います。お話は現代に受け継がれるバレエ「白鳥の湖」に沿っていますので、バレエ「白鳥の湖」をご存じの読者ならもちろんその舞台を思い浮かべ、わくわくしながら読んでいただけることでしょう。

巻末には、バレエダンサー・吉本真悟氏による、バレエ作品「白鳥の湖」のみどころ紹介を収録しました。演ずる者の立場から、ジークフリード王子についても言及しています。

[絵]
ガブリエル・パチェコ Gabriel PACHECO
1973年メキシコ生まれ。イタリア在住。
メキシコ国立芸術学院で学んだのち、1998年からイラストレーターとして活動を始めた。もともと演劇を学んでいたが、妹の著作への挿絵をきっかけに、絵を描く仕事を始めることになったという。詩的で繊細かつ大胆な画風が高く評価され、数多くの国際コンクールに入賞している。これまでに30冊を超える絵本を世界各地から出版するほか、さまざまなアートプロジェクトにも参画し、活躍の幅は広い。
日本での出版には『水おとこのいるところ』(イーヴォ・ロザーティ作、田中桂子訳、岩崎書店2009年)がある。

[巻末エッセイ]
吉本真悟(よしもと しんご)
1995年日本人男性として初めてフランス国立パリオペラ座バレエ学校に入学。1998年第6回ジャクソン国際バレエコンクール男性ジュニアの部スカラシップ賞受賞。第18回ブルガリア・ヴァルナ国際バレエコンクール男性ジュニアの部金賞受賞。京都府文化奨励賞を歴代最年少で受賞。1999~07年アメリカサンホセバレエ団、ヒューストンバレエ団にて活躍。帰国後、ダンス公演にとどまらず、ジャンルを超えた舞台でも活躍している。
●近年の出演作品
2016年『Baked Hotel』(作/大野幸人、振付/新上裕也、大野幸人etc)
2017年『ダンスリハーサル!』(振付/大野幸人、吉本真悟etc)

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