鳥の一年シリーズ『イエスズメ』
鳥の一年シリーズ『ツバメ』
自然や生き物をテーマにした絵本を数多く手がけているドイツの絵本作家、トーマス・ミュラー。
エディション・エフでは、ミュラーさんが手がけた「鳥と一緒に一年」のシリーズ絵本を翻訳出版いたします。まもなく第1弾の『イエスズメ』。10月に第2弾『ツバメ』。第3弾の『メンフクロウ』を11月に刊行します。
「イエスズメ」はスズメ科の鳥で、ヨーロッパを中心に南北アメリカ大陸など世界各地で見られます。日本でふつう見られる「スズメ」よりも、からだが少しだけ大きく、町や村など人間に近いところで繁殖します。ですから、その暮らしぶりは、日本で見られるスズメとそっくりです。この絵本に描かれるイエスズメの様子は、わたしたちのそばで暮らすスズメたちを思わせ、読者は親しみを覚えるでしょう。ほとんど見ることのできないスズメの巣や子育て。好奇心にあふれる子どもたちにぜひ読んでもらいたいし、鳥の好きな大人のみなさんにも楽しんでいただける内容です。
第2弾の『ツバメ』のほうは、渡り鳥であるツバメの旅にスポットを当てています。ツバメもスズメと同じように人間に近いところで巣づくり、子育てをしますが、秋になると南国へ旅立っていきます。日本で春夏を過ごすツバメは東南アジアやインドネシア方面へ旅をするそうですが、ヨーロッパのツバメはアフリカ大陸の南部まで飛んでいきます。ツバメと一緒に長い空の旅をしているような、そんな気持ちにしてくれる一冊です。
3冊めの『メンフクロウ』は、まだ制作半ば。10月になったら書影を披露できると思います。
夜行性の鳥、フクロウの生活は専門家の調査や高度な技術による撮影などを通してしか一般には知ることができません。トーマス・ミュラーさんは可能な限り自分自身で観察をし、鳥類研究家に詳しい取材を重ね、膨大な文献や資料をも参考にして絵本を制作しています。読者には、絵本をひらいて鳥たちの姿を楽しんでもらうのはもちろん、鳥たちを取り巻く自然環境にも関心を向けてほしい。ミュラーさんの願いです。
いずれの絵本も、書店で購入いただけます。店頭にないときはお取り寄せが可能です。
もちろん、当サイトおよびBASEショップでもお買い求めいただけるように準備中です。
順次書誌情報を公開していきます。ご期待ください。