著者 山川三多(やまかわさんた)
A5判、88ページ
定価 本体1,200円+税
ISBN978-4-9908091-0-2
2015年6月30日初版第一刷発行
- 『昼のビール』は、山川三多の29篇の詩を仏訳とともに編んだ詩集。
- 著者の山川三多はビジネスマンとして多くの事業を手掛け、いち早くIT業界にも進出し現在のインターネットプロバイダ産業の基礎固めにも貢献した人物です。過去にはビジネス関連の著作も多数あります。学生時代に聴講した西脇順三郎はじめ内外の詩人に造詣が深く、一線を退いたあとは詩作に励んでいます。これまでに『ざまあみろ』等三冊の詩集(いずれも敬文舎)を上梓。
- 仏訳を担当したのはナディア・ポルキャール。現在パリのソルボンヌ大学でフランス文化を教える傍ら、映画製作や小説の執筆を行うアーチスト。16年間京都に住んでいた経験を活かし、さまざまなジャンルで日仏翻訳を手がけています。
- 挿絵を描いたナカライエイコは幻想的かつ温かみのある画風が特徴。『昼のビール』では自身のデザインオフィス名義で装幀も手がけました。
【どんな本?】
- 山川三多詩集『昼のビール』は、「ぐわっはっはっは!腹よじれるぜ!」というような抱腹絶倒をもたらしたりはいたしません。また、「ううう、涙で文字がかすんじゃう」だなんて泣けちゃう内容でもありません。「ふーむ、なるほど。よし!わかった」というふうに、膝を打つあるいは目から鱗のなるほどナットク読んだらお得、なことは1行も書いてありません。
- でも、読む前よりも、ほんの少しだけ幸せになったような、言葉にならないけどなんとなく、明日もきっといい天気だと思えるような、うつむいてばかりいたけど顔上げて前を向いてみようかという気になったようなならないような、やっぱしなったかな、という気持ちになれます。ほんとうです。
- どの詩にもフランス語対訳がついています。
フランス語を読まない方には、なんかお洒落なおまけ。
少しだけフランス語をわかる方には、「あ、こんなふうに表現するのね」とうれしい発見。
ネイティヴ並みにフランス語を読む方には、「え、これ、この訳でいいわけ? そうかなあ」などというふうに、突っ込みどころが見つかりまくったりするかもしれません。 - お近くの書店でお買い求めください。
「すみません、昼のビール、探してるんですけど」
「お客さん、うち本屋でっせ」
「えっ」
ここでひるまず、「山川三多詩集『昼のビール』、出版社はエディション・エフ、ISBNは978-4-9908091-0-2です!」と書店員さんに伝えてください。
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